いつも勉強させてもらってます河森さんのブログにとても参考になる記事があったのでご紹介します!
競技の動きに見た目が似ているエクササイズのほうが競技力向上に直結する・・・なんてことはございません!
ダンベルを持ったシャドーはよく見かけることが多いですが(僕もやらされていました)、パンチの強化にはむしろ逆効果になります。
ダンベルに掛かる負荷は鉛直方向ですが、ストレートやフックは水平方向の出力です。
負荷の方向とパワー発揮の方向が大きくハズレていることからも無意味です。
また、リンク先にも書かれていますがダンベルの負荷によりパンチのフォームを乱すリスクがあります。
したがってパンチ力の強化には脱ベルシャドーはやめておいたほうがいいでしょう。
ただし、ダンベルシャドーにも良い点はあります。
・慣性による負荷がかかるのでパンチを放る感覚はつかみやすくなります。
・肩周りのしなり(SSC)も実感しやすくなります。
実際、しなりの感覚がわからないというクライアントにはダンベルを使ったシャドーのようなことをやってもらうこともあります。
結論:パンチ力強化の目的ではダンベルシャドーは非効率的。違う目的ならアリ。