以前も同じような記事書きましたが改めて。
早く走るには赤い線の水平方向の力を大きくすればいいです。
ベクトルや力の合成・分解という考えを使うと、赤線が長くなればいいということです。
この画像は前回の画像を傾けたものです。
このように前傾姿勢になると赤い線が長くなってますね。つまり前方向の力が大きくなっているということです。
では、身体を前に倒せば倒すほど前方向の力が強くなり早く走れるようになるか?というと、そうではありません。
どんどん前に傾けていくと重力に耐えきれず、身体が地面に倒れ込んでしまいます。
また、床を蹴れなくなり、そもそも床反力を得にくいということになってしまいます。
そのため、陸上短距離のスタートではスターティングブロックが用いられるわけです。
やはり身体の傾きで早く走ろうとするのは限度があるようです・・・